症状と病態
骨がもろくなる病気で、自覚症状が出にくいのが特徴です。骨折しやすくなり、特に背骨、手首、太ももの付け根などの骨折リスクが高まります。
当院での診断
- 骨密度測定(DEXA法): 精度の高い測定法で、検査に伴う痛みはありません。
- レントゲン撮影: 骨の状態や、気づかないうちに生じた骨折(いつのまにか骨折)の有無を確認します。
- 血液検査: 骨の代謝(古い骨が壊され、新しい骨が作られるサイクル)の状態を評価します。
当院での治療
- 薬物療法: 内服薬や注射剤を用いて、骨がもろくなるのを防ぎ、骨を強くします。
- リハビリテーション: 理学療法士が、転倒予防や骨を強くするための運動指導、姿勢指導を行います。
- 生活指導: カルシウムやビタミンDを豊富に含む食事、適度な運動、日光浴など、日常生活でのアドバイスを行います。
骨粗しょう症
症状と病態
免疫の異常により関節に炎症が起こり、痛み、腫れ、朝のこわばりなどが生じる病気です。進行すると関節が変形することもあるため、早期診断・早期治療が非常に重要です。
当院での診断
- 問診・診察: 症状の経過や関節の状態を詳しくお伺いします。
- 画像検査: レントゲンや関節エコー(超音波)で、関節の骨や軟骨の状態、炎症の程度を詳細に観察します。
- 血液検査: リウマチ因子や炎症反応の数値を確認し、診断の助けとします。
当院での治療
- 薬物療法: 抗リウマチ薬や生物学的製剤(注射)などを使用し、病気の進行を抑え、症状を和らげます。
- リハビリテーション: 関節が硬くなるのを防ぎ、筋力を維持するための運動療法や、日常生活での動作指導を行います。
関節リウマチ
症状と病態
スポーツ(運動)により一定の動作が繰り返されることで蓄積した負担が原因で、特定の部位を痛めてしまうことです。使い過ぎ症候群(オーバーユース)とも言います。成人だけでなく、成長期の子供にもよく起こります。
代表的なスポーツ障害には、野球肘、テニス肘、ジャンパー膝、オスグッド病、シンスプリント、アキレス腱炎などがあります。
当院での診断・治療
当院ではまず丁寧な問診と検査から始め、レントゲン検査や超音波エコー検査などを行い、骨・関節・筋肉・靭帯などの状態をしっかり評価します。患者様がどのような想いでスポーツに取り組まれているかを理解し、一人ひとりに最適な治療法をご提案できるよう努めています。
治療は、安静、薬物療法、リハビリテーションなどを組み合わせます。症状の度合いによっては「可能な範囲で練習に取り組める場合」、「炎症を抑え、一時的に安静が必要な場合」や「手術が必要な場合」などがありますが、いずれの場合も可能な限り患者様の想いを尊重し、納得頂けるように相談しながら治療を進めていきます。
スポーツ障害の予防
- ウォーミングアップ: スポーツ前にストレッチや軽いジョギングを十分に行い、筋肉や関節の柔軟性を高めましょう。
- 正しいフォーム: 間違ったフォームは身体に余計な負荷をかけます。正しいフォームを身につけ、無理のない練習を心掛けましょう。
- クールダウン: スポーツ後は軽いウォーキングやストレッチで、疲労回復や筋肉のケアを行いましょう。
- 早期受診: 痛みや違和感は身体からのサインです。無理せず早めにご相談下さい。
スポーツ障害
痛風、五十肩、首・腰の痛み、外傷、スポーツ障害、外反母趾、巻き爪、腫瘤切除、バネ指など、様々な症状に対応しております。患者様一人ひとりの症状に合わせ、最適な治療法をご提案いたします。